我が家には大量の水があります。ペットボトルに入った天然水を、
段ボール箱いっぱい買ったのです。
それは、災害に備えて確保しておこう、という主人の案でした。
緊急時の食料として、カンパンや氷砂糖も横に置いておくことに
しました。
クローゼットの隅に水と食料をしまい、これで準備万端です。
ある夜のこと、残業で遅く帰ってきた主人が、お腹が空いたと言い
出しました。
会社で夕食は食べたものの、量が少なかったというのです。
あいにく家には何もありませんでした。お菓子もちょうど切らして
いたのです。
主人は居間からふらっと出ていきました。食べるのをあきらめた
のかと思っていたら、なにやらクローゼットをごそごそする音が…。
見ると、主人は水の入ったペットボトルとカンパンを両手に抱えてい
ます。そして私に、
「お腹が減った今が、俺にとっての災害だ」
と堂々と言い放ちました。
あきれた私の目の前で、主人は美味しそうに水を飲み始めたので
した。非常食品の乾パンなどには実は賞味期限があります。だから、
定期的に入れ替えなければならないので、主人が美味しそうに
食べているのを横目に見て、まあいいかぁと思いました。
水は、賞味期限がないと思っている人がいるかもしれないけど、水
にも賞味期限があります。だから、忘れない様に非常用のペットボトル
の水も定期的に入れ替える必要があります。
災害時に備えて、食料品だけでなく、懐中電灯やラジオなども
用意をしておいた方が良いです。できれば、これらの乾電池を使う
ものは非常用の手動や太陽電池で発電できるタイプの物を買っておいた
方が良いです。
いざ、災害が起きて使おうと思った時に、電池が無かったり、あって
も電圧が低くなっていて使い物にならなかったら、まったく意味があり
ません。
懐中電灯もラジオも非常用として売られているものがあるので、それを
購入しましょう。