辛子明太子の起源は朝鮮半島

九州は食べ物の特産品が多いですよね。これは、江戸
時代の頃、唯一ポルトガルと交流をしていた出島が
あったからだと思います。

また、台湾や中国に近いのでその影響も受けています。
九州の特産品と言えば、長崎カステラ、長崎ちゃんぽん、
それに、カラスミや博多明太子などがあります。
ちなみにカラスミは台湾から伝わったものだそうです。

明太子はいつごろから博多で作られる様になったかは
わからないけど、元々の起源は朝鮮半島だそうです。
朝鮮半島の明太子は、ただ単に唐辛子の粉に漬け込んだ
だけで、辛いだけです。

それを、博多の人が出汁などを加えて、旨み成分を
辛子明太子に付加したことで、日本人の口にもあう、
美味しい食品となりました。

辛子明太子の原料の魚の卵はスケソウダラです。
スケソウダラはもともと寒い地域の魚なので、東北や
北海道方面から持ってきてそれを加工したのだと思います。

こう考えると、九州は食料の加工技術に優れていると言う
事がわかります。

とても美味しいのだけど原料に付加価値を付けて、手間を
掛けて作るので値段はどうしても高くなってしまいます。

自分は、明太子大好き人間なんだけど、安く買うために
最近は、明太子の訳あり品を買う様にしています。
明太子の訳あり品は、近くのお店には置いてないけど、通販
なら簡単に入手する事ができます。

自分は北海道に住んでいるのですが、北海道でも辛子明太子
は生産をされているそうです。でもやっぱり辛子明太子と
いえば、博多の特産品というイメージが日本人に定着しています。
北海道の方が採れたての魚を使うので、博多の明太子に味で
負けていないとは思いますが、やっぱりイメージで北海道の
明太子は亜流品となってしまっているのではないかと思います。

道産子の自分としては、北海道でもっと大々的に道産辛子明太子
を売りに出して欲しい
と思います。