国民年金制度のジレンマ

nenkin

国民年金が減ったこと、あるいは受給開始年齢が引き上げら
れたことから企業の定年年齢の引き上げを求めている人は
多いようです。

ですが、定年の年齢が引き上げられると、若者が新規採用され
づらくなります。

すると年金を支えている若者が収入を得ることができなく
なって国民年金を支払えないということが起こってしまいます。

なぜこのようなことが起きてしまうのかというと、国民年金の
制度設計がねずみ講になっていること、また、国民年金が役人
によって無駄に使われていることなどが原因だと思います。

これらを見直さない限りは国民年金の破綻は避けられないと
思います。少なくとも、国民年金は自分が納付したお金を、将来、
自分が受け取るという様に変更をするべきです。

あと、サラリーマンであればお金を全く納めていない主婦が
年金を受け取ることができるというのもおかしな話です。

このお金を納めていない人が年金をもらえるというのは、明らか
に政治家の票取りのために作られた制度ですよね。

社会的に弱い立場であるはずの自営業の奥さんは、年金を支払わ
ないと将来年金を受け取れないのに対して、サラリーマンや
公務員の奥さんだけが優遇されるのは非常にナンセンスです。

経団連などの大きな企業組織が政治家に圧力をかけた、もしくは
政治家がそういった組織の票が欲しいがために出来たような制度
だと思います。

年金を一切支払っていないのに年金を受け取ることが出来る、生活
保護以上に悪質な制度
だと思います。

なぜ、これをメディアで取り上げないかというと、メディアは民間
企業がスポンサーなので、この話題を取り上げることが出来ないの
だと思います。

所詮、マスメディアは商業ベースのビジネスなので、都合の悪い事
には口を閉ざすという事なんでしょう。