本屋とトイレの関係

私の母は本屋さんに行くと必ずトイレに行きたくなる人
です。

さっきトイレに行ったばかりの筈なのに、本屋さんに足
を踏み入れるととたんにトイレ…と言い出します。

母が言うには、本屋さんのあの独特な紙の匂いがトイレに
行きたくなるとのことです。

お店が決まっているわけでもなく、どこの本屋さんに行って
も同じようです。薬屋でもなくスーパーでもなく本屋さん
限定のトイレ現象です。

この話を90歳になる祖母に話しました。ひどい便秘に悩ま
されている祖母は、その話を聞いて、とたんにうれしそうな
表情になりました。

そして、「だったら、私も本屋に行けば便秘が治るかしら」
と言い出しました。そして今度便秘になったら、本屋に自分を
連れて行って欲しいと私に頼み始めたのです。

本屋に行けば便秘が治るなんて、母に限ったことだと思うの
ですが…?なかなか連れて行かないとは祖母に言えない私で
した。

新書って独特の香りがしますよね。母の場合は、その新書の香り
が体に作用するようです。

匂いが腸の働きに影響を与えるのだという事を知りました。
そういえば、お腹が空いている時に美味しい匂いを嗅ぐとお腹が
鳴りますよね。

という事は、匂いは腸の動きを左右する場合があるようです。
そのうち、「香りで治す整腸剤」などと物が商品化されるかも
しれません。

例えば、腸ではないですがウナギ屋や焼肉屋の前を通った時に
良い匂いがすると、口の中に唾が出てきますよね。

パブロフの犬ではないですが、条件反射的に美味しそうな食べ物
の匂いがすると口の中に唾が出てくるのだと思います。

これと同じことが腸内で起こり、腸の動きが活発化するので
便秘も改善される
のだと思います。

「香りで治す整腸剤」が製薬会社から販売されれば、きっと
売れそうですよね。