日本地図の変遷を知る

日本人で現在の日本地図を見た事が無い人はいないと思い
ます。

ところが、これが太平洋戦争前となると日本の領土がどこ
だったのか正確に言える人はいないのではないでしょうか。

今の日本の領土は、敗戦により大幅に切り取られた姿である
と理解している人は少ないのではと思います。

大雑把ですが、太平洋戦争前の日本領は次の様になります。

第1次大戦の勝利により、サイパン、やパラオ諸島などの
赤道までの小島はドイツから日本の委託統治領となりました。

台湾は日清戦争に勝利した時に、中国から譲り受けています。
また、朝鮮半島は1910年の日韓併合条約により日本と
なっています。

北は、当時のロシアと千島樺太交換条約により、当時日本領
だった樺太とロシアの千島列島との交換をしています。

その後、日露戦争により、日本は南樺太を割譲しています。
つまり日本の北は、南樺太と千島列島の最北端の島まであり
ました。

つまり、かつて日本は大日本帝国と言っていましたが、それに
ふさわしい領土を持っていたわけです。

自分は戦争は反対ですが、太平洋戦争前までは日本の領土が
どこまであったのか本来は学校で教えるべきことだと思います。

これを学校で教えないのはGHQが日本の学校教育の基本方針を
決めたからだと思います。要は反米に結び付く可能性のある
事実は学校では教えないという方針です。

そのため、学校の歴史では近代についてほとんど何も教えられ
ません。

本来なら、はるか昔の歴史より、直近の歴史の方が現在の生活に
影響を及ぼしているため重要であるはずなのに、学校では教え
ません。

でも、今はインターネット社会なので、ネットを使えば自分で
調べることが出来ます。

近代史を調べれば、日本が侵略戦争ではなく自衛のための戦争
行ったという事を理解することが出来ます。